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その13 原点は母の花嫁姿

気がつけば、7月。七夕が目前になって来ました。
短冊に願い事を書かなければ!
今年はコロナの影響で、描いていたようにお仕事が動けていません。
これはもう、皆さんも同じですよね。
コロナとさよならしたいものです。なので今年の願い事は

【社長の身長があと10センチ伸びますように】

と書くことにします。
コロナ関係ないやないか~い!
社長の身長が10センチも伸びたら私、ヒール履けるかなぁ・・・とか。


まぁ、それはおいといて。
子どもたちがそれぞれに学校の予定を持ち帰って来ました。
思っていた以上に夏休みが少ないのにびっくり。先生方も大変です。お世話になります。
母としては、お昼ご飯に困らなくて助かるんですけど (ღˇᴗˇ)。o♡
子ども達は暑い中、毎日大変な夏になりそうです。
長男に関しては、今年は、「いま頑張らないでいつ頑張るんだ!」
と思っているので、遠目で見ています。喧嘩にならない距離でww
小さい頃から体質的に夏が弱いもんで、多少心配な部分もありますが、頑張って欲しい。応援しか出来ませんけどね。

その息子が3歳くらいだったかな?
その頃、帰省すると実家はリフォーム中で、使っていない部屋にはリフォーム中の部屋のものが山になっていました。
そのお陰で見つけたのが、古~いアルバム。
赤い表紙で、バリバリって透明なフィルムを剥いで貼るタイプのアルバムでした。
めくってみると随分昔の写真ばかり。
なんとなく分かる父と母。
若~い両親の写真でした。結婚式のものまで。

多分、親戚のおっちゃんが撮ってくれたんだと思うんだけど・・・。
ピント合わして欲しかったなぁ~ww

父が母の実家まで迎えに来て、お嫁に来たと随分昔に聞いたことがありました。
母は実家で美容師さんにお支度をして貰って、お嫁さんになります。
ご近所さんはお嫁さんを祝福する為に道端に出てきて並んでくれるのだとか。

なんかそういうの良いなぁ~と心のどこかで思っていて、
私も結婚するときはそんな風にしたいと考えてはみたものの、全然現実的じゃなくて断念( ᵕ_ᵕ̩̩ )
主人が私の実家まで3時間かけて迎えに来てくれたとして。
それから二人で3時間かけて式場へ。
おまけに、両親や親族をそれに付き合わせるなんて・・・。
今のご時世には合ってない、気が遠くなるような話。

「今のご時世」ってサラっと言いましたけど、それももう、18年も前の事です。
あの時と今では、結婚の形も変わっているのではないでしょうか。

2020年。
今年は、コロナの影響で、結婚式の形が大きく変わろうとしています。
今までだって、時代の流れによって、形を変えてきた『結婚』という人生の一大イベント。ご本人とご家族の皆様には後悔のないようにしていただきたいし、写真屋として、最大限そのお手伝いをさせていただきたいと思っています。

昨年、前撮りをご自宅でされたお客様がいらっしゃいました。
離れたところからそっと見守るようにビデオを撮られていたおじいちゃんが印象的でした。
この写真を撮ったカメラマンの後ろ側にはご両家のご家族と新郎様がソファーに座って、お支度の様子を見ていらっしゃいました。
ご自宅だから出来るスタイルだと思います。

実は工場長。「この手があったか!」と密かに思ってました。
母のアルバムの中にあったあの写真に、前撮りという形でなら、近付けることができたのではないかと。
隣の家に住む親戚のおっちゃんがふらっと見に来てくれたり、
小さい頃から知ってる母さんの友だちのおばちゃんは自転車で会いに来てくれたかもしれません。
ばあちゃんは最初から最後まで、きっとずっとお支度の様子を後ろの方で見ていてくれただろうな・・・って今なら思います。
でも。
当時は若かったもんでww
気持ちはそんなところへは向かず、沢山衣裳を着て撮影したくて、スタジオで7着撮りましたww


ご自宅でお支度をした場合、撮影も幼い頃から慣れ親しんだ道や場所です。
行き交う人も知ってる顔ばかり。
おめでとうと声をかけて貰うと同時に、結婚のご報告。
そんなお二人の様子に感動して1日中泣くのをこらえてました。


いざ、娘が自宅で!と言いだしたら、我が家では無理です。
まず和室がないww
住宅事情的に無理な場合もあります。
どのようにかして、ご家族の前で永遠の愛を誓うことは出来ないか・・・
と、思いを巡らし、完成したのがアナグラムオリジナル婚礼写真【まちなみウエディング】です。

伊予の小京都 大洲で町歩きを楽しみながら、ゆったりと婚礼写真を撮影する平日限定のプラン。撮影は江戸から明治にかけての歴史的な建物や町並みが残る旧城下町エリアで行います。衣裳は町と同様に歴史を重ねた希少価値の高いアンティーク花嫁衣装を使用します。
コンセプトは『二人で歩いた時間を結婚式と同じくらい大切な思い出に』

最初は、誓いの言葉だけだった人前式も
大洲銘菓しぐれを使ったしぐれカットやファーストバイトがプラスされました。

最近は水あわせの儀を模して、撮影当日にご両親にご自宅のお水をご持参頂き、植物に水をあげる
なんてこともやっています。

ご希望の儀式をいたしますので、お気軽にお申し付けください。


私たち夫婦が結婚した時は、盛大に披露宴をしました。
「披露宴」というものが仕事柄、とても身近で、当たり前のことだと思っていたからです。挙式披露宴をしないという選択肢はありませんでした。
でもいざ準備を始めると色々面倒くさくて、本当に大変でした。
それでも、あの日1日は両親への感謝の気持ちを伝える為に必要な、大切な時間だったと思っています。

今もなお、進化しているまちなみウエディングは、
辿っていくと私の憧れ、母の花嫁姿、
偶然見つけた1枚の写真からヒントを得たものです。
そして、私たち自身が経験から感じた心を、そのまま形にした撮影メニューです。

まちなみウエディング特設サイトはこちらから

撮影当日の様子を動画でご覧いただけます❀.(*´▽`*)❀.

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