ギャラリー

【モノログ×大切な人との写真】

大切な人との写真・・・ありますか?

Anagramの撮影の中でご婚礼の写真撮影は 新しい家族の1番最初の家族写真だと位置付けてきました。
これから始まる新しい家族のものがたり。
その最初の1ページを大切にして頂きたいと常日頃思って撮影させて頂いております。
1年後には家族が増えているかもしれません。
生まれたお子様の成長と共に増えていくご家族写真は その家族それぞれで カラーも雰囲気も違うオリジナルの宝物です。
緊張した顔も泣き顔も、普段はあまり見ないけれど、実は家族の中で一番素敵かもしれないおじいちゃんの笑顔だったり。
お子様がお母さんの身長を越えるタイミングもあるでしょう。写真の中には時間と共にものがたりが綴られていきます。
その信念は今でも変わっていませんが、先日お撮りさせて頂いたお客様に気付かされたことがあったのです。
教えて下さったのは、10歳と8歳のお嬢様。それからお母様。
2児の母でありながら、その気持ちをそれまで気付けなかったことが、悔しくて悲しい。でも教えて貰えて良かったと思っています。

自分たちが主役なのにもかかわらず、話の流れでお母様が同じようにお着物を着て写真に写ってくれることを満面の笑みで喜んで下さいました。
”お母さんと一緒”ということが何よりも嬉しかったのです。
ただ隣で見ててくれる以上に、同じように着物を着て並んでくれることがお子様達にとっての思い出になることを教えてくれました。
その後、お父さんとお母さんとお二人のお写真もオススメしてみました。
意外と婚礼写真以降、ご夫婦だけのお写真を撮ることはないに等しいのではないでしょうか?
私の提案をとても喜んで下さって、無事お二人のお写真もお撮りできました。
その時のお子様の笑顔が最高でしたね。
すぐ側で「笑って!」と声を掛けられる姿もまたカワイイ。
それに応えるようにご両親お二人も素敵でした。

それから数日後、別のご夫婦のお写真をお撮りさせて頂く機会がありました。
年齢を重ね、照れも入ってきますが、それでもお二人のお写真には一緒に過ごした分だけの時間が刻まれているような気がします。
なかなか難しいことですが、パパとママではなく、“パートナーとお二人”ということに意味があると思います。

私の憧れている方が仰っていました。
“30代までは親に貰った顔。でも40代からは自分が作り出していく顔”
結婚して一緒に過ごしてきたパートナーとだからこそ今の自分の顔が作られていくのだと思います。

私も主人によく言われます。
「笑いなさい。辛い顔や厳しい顔はしないように。たとえシワが増えようとも、それが笑って出来るシワなら良いじゃか。」と。
たまにはご夫婦だけのお写真も撮ってみるのも良いんじゃないかと思います。
わざわざじゃなくてもいい。お子様の成長記録のついででも。
その姿をお子様達は自分のこと以上に喜んでくれています。
お互いがお互いの写真の中の顔を見て、幸せを感じて頂けるのではないでしょうか。
改めて、パートナーの大切さを感じられるきっかけになって頂ければと願っています。

関連記事

PAGE TOP