ギャラリー

繭から着物へ

終盤を迎えた町並みきもの、本日は仲良しご夫婦。
お二人がお召しになっているのはご自身の「お着物」でした。
「お着物」というか、これはもう愛に溢れた「作品」だと思います。

最初に「お着物を作ったので撮影を・・・」とご依頼いただいたのですが、まさか蚕が作り出す繭を糸にするところからだとは思わず、そのご苦労の結晶だと知り、更に感動いたしました。

”先染め”と呼ばれる方法で、糸を染色してから生地を作ったそうですが、糸の色の微妙な違いで模様を出されるとのこと。
天然染料で染められたそうですが、天然染料は染色の手順が複雑だったり、同じ色を作り出すのが難しく、どのような色が出るのか分からないところも魅力だそうです。

撮影の帰り道、ご主人様のお着物の色には皆さん興味を持たれ、町のいく先々で声を掛けられていました。

着物の製作について知ると、より感慨深く着物を楽しめるような気がしました。

お着物、奥が深いです!!

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